長年、畳の張り替えやリフォームの現場に携わってきましたが、最近は「和室を洋室に変えたい」というご相談を本当によくいただきます。「ウッドカーペット 値段」と検索されているあなたも、きっとご自宅の和室をどうにか低予算で、かつおしゃれなフローリング風に変えたいとお考えではないでしょうか。
多くの方が気にされるのは、やはり6畳や8畳といったサイズごとの価格相場や、ニトリやカインズといった身近なホームセンターで安く手に入るのかという点ですね。しかし、単に商品の表示価格が安いかどうかだけで決めてしまうのは少し危険かもしれません。実はお部屋の規格には団地間や江戸間、本間といった細かな違いがあり、サイズを間違えると敷き込めなかったり、逆に隙間が空いてしまったりするからです。また、自分でカットして調整しようと考えている方もいますが、専用の工具なしでの作業は想像以上に大変ですし、失敗のリスクもあります。さらに、長く快適に使うためには、カビやダニへの対策や、将来的な処分の手間といったデメリットについても事前に知っておく必要があります。後悔しないリフォームのために、価格だけでなく、その裏にある品質や必要な手間のコストまで含めて検討することが大切です。
- 表示価格だけで判断せず送料や加工費を含めた総額の計算方法
- お部屋の規格や素材の違いが価格にどう影響するかの仕組み
- 購入後に後悔しないためのオーダーカットや防ダニ対策の重要性
- ホームセンターとネット専門店それぞれの特徴と賢い選び方
失敗しないウッドカーペットの値段と内訳
「パッと見の価格が安いからこれでいいや」と飛びつく前に、まずはその金額の内訳を少し深掘りしてみましょう。ウッドカーペットの費用は、単に床材の面積だけで決まるわけではありません。私が現場で見てきた経験から言えるのは、サイズ規格のズレや素材の質、そして見落としがちな「プラスアルファの経費」が最終的な満足度を大きく左右するということです。ここでは、プロの視点で費用の構造を解剖していきます。
団地間や江戸間で異なる本体価格の仕組み

まず最初に理解しておかなければならないのが、同じ「6畳」でもサイズによって値段が違うという事実です。これは私が畳屋として働いていた頃から、お客様が最も混乱されるポイントの一つでした。日本の住宅には、公団住宅などでよく見られる「団地間」、関東を中心に普及している「江戸間」、そして関西で主流の「本間(京間)」など、複数の規格が存在します。
一般的に、最もコンパクトな「団地間」が価格としては一番安く設定されていることが多いですね。例えば、あるメーカーのプリント化粧板モデルで見ると、団地間6畳(約243cm×345cm)は15,000円前後で販売されていますが、同じ6畳でも江戸間(約260cm×350cm)になると材料費が増えるため、価格は1,000円〜2,000円ほど上がります。さらに、最も大きな本間(約285cm×380cm)になると、特注扱いになったり、配送コストが跳ね上がったりするため、3万円台後半から4万円近くになることも珍しくありません。
ネット通販などで「激安!6畳1万円台!」という広告を見ても、よく確認するとそれが「団地間」の価格で、自分の部屋(江戸間)には寸足らずだった、なんてことはよくある話です。逆に、少しでも広く見せたいからと大きめのサイズを買ってしまい、部屋に入らずにノコギリで切る羽目になった…という失敗談も数多く耳にしてきました。価格の安さは魅力的ですが、ご自身の部屋の規格に合っていなければ、それは「安物買いの銭失い」になりかねません。
注意点
ご自身の部屋がどの規格か分からない場合は、必ずメジャーで縦横の実寸を測ってください。畳の枚数だけで判断するのは危険です。特に築年数の古い木造アパートなどは、規格外のサイズであることも多いため、部屋の「端」と「中央」の数箇所を計測することをお勧めします。
素材のグレードで変わる価格と質感の差
次に価格を大きく左右するのが、表面に使われている素材です。大きく分けて「プリント化粧板(メラミンなど)」と「天然木突き板」の2種類が主流ですね。この素材選びは、予算だけでなく「どれくらいの期間住むか」「誰が住むか」によって正解が変わってきます。
市場の最安値帯を支えているのはプリント化粧板です。これはMDFなどの基材に、木目を印刷したシートを熱圧着したもので、価格が手頃なのが最大の魅力です。6畳で1万円台半ばから購入可能です。最近の印刷技術は凄まじく、エンボス加工(凹凸加工)が施されているものであれば、パッと見では本物と見分けがつかないレベルのものも増えています。表面が硬質樹脂でコーティングされているため、傷や汚れに強く、飲み物をこぼしてもサッと拭き取れるメンテナンスの楽さは、小さなお子様がいるご家庭やペットを飼っている方には大きなメリットでしょう。
一方、天然木突き板は、薄くスライスした本物の木(オークやタモなど)を表面に貼ったタイプです。こちらは価格がプリントタイプより1万円前後高くなることが多く、6畳で2万5千円〜4万円程度が相場です。しかし、その肌触りや質感のリアルさは別格です。夏場に裸足で歩いた時のサラッとした感触や、冬場の温かみ、そして光が当たった時の自然な陰影は、プリントでは決して出せません。経年変化を楽しみたい方や、持ち家で長く使いたい方、あるいはインテリアにこだわりがあり「いかにも作り物っぽいのは嫌だ」という方には、少し予算を足してでもこちらをおすすめしたいですね。
補足:低ホルマリン仕様について
安価な製品の中には、接着剤に含まれるホルムアルデヒドの放散量が多いものも存在します。健康被害を防ぐため、必ずJIS規格の「F☆☆☆☆(フォースター)」基準をクリアしているかを確認してください。特に寝室や子供部屋に使う場合は必須のチェック項目です。
送料や処分費など購入外のコストの真実

ウッドカーペットの購入計画を立てる際、多くの方が見落としがちなのが「商品代金以外」にかかるコストです。ウッドカーペットは非常に大型の商品です。6畳用ともなると、梱包サイズは長さ260cm近くになり、重量も20kg~30kgになります。送料無料と書かれていても、それは「本州の主要都市」に限られる場合が多く、北海道や沖縄、離島、あるいは一部の山間部などでは、数千円から、場合によっては本体価格に近いほどの中継料(追加送料)がかかることがあります。
また、搬入に関するリスクもコストに直結します。マンションのエレベーターに乗らない、階段の踊り場で回らないといった理由で玄関まで運べず、配送業者が持ち帰ることになった場合、往復の送料(実費)を請求されることが一般的です。この金額は往復で5,000円〜10,000円にもなることがあり、商品は手に入らないのにお金だけ払うという最悪の事態になりかねません。これを防ぐためには、事前に搬入経路を徹底的に確認するか、搬入が容易な「2分割(2梱包)タイプ」を選ぶ必要がありますが、2分割タイプは割高になる傾向があります。
さらに、将来的に不要になった際の処分費用も頭に入れておくべきです。多くの自治体では、ウッドカーペットはそのままでは「粗大ゴミ」としても回収してくれないケースがあります(長さ制限があるため)。その場合、指定のサイズ(例えば30cm〜50cm以下)にカットしなければならず、その解体作業には相当な労力がかかります。私が以前相談を受けたお客様は、解体ができずに民間の不用品回収業者に依頼し、処分費として8,000円近く支払っていました。購入時の安さだけでなく、手放す時のコストまで考えるのが賢い買い物です。
(出典:大阪市『粗大ごみ処理手数料一覧表』)
オーダーカット料金は必要経費と考える理由
「サイズが合わないなら自分で切ればいい」と考える方もいらっしゃいますが、元職人の私としては、正直あまりおすすめしません。ウッドカーペットの基材であるMDFや合板は非常に硬く、厚みがあります。これを家庭用の一般的なノコギリで、長さ2メートル以上にわたって真っ直ぐきれいに切るには、かなりの腕力とコツ、そして適切な道具が必要です。
特に難しいのが、部屋の柱が出っ張っている部分などを避ける「切り欠き」加工や、L字型のお部屋への対応です。素人がやると、切断面がガタガタになったり、化粧板がバリっと剥がれてしまったり、最悪の場合はサイズを間違えて使い物にならなくなったりするリスクがあります。また、切断時に出る大量の粉塵の処理も大変です。
ここがポイント
多くの専門店では、1辺あたり2,000円~3,000円程度でオーダーカットを受け付けています。この数千円は、失敗のリスクを回避し、プロの機械による美しい切断面と、届いてすぐに敷ける快適さを買うための「必要経費」だと割り切るのが賢明です。部屋の隅々までピタリと収まった床は、見た目の美しさが段違いですよ。
防ダニシートなどオプション品の予算目安

畳の上にウッドカーペットを敷く場合、一番心配なのは湿気によるカビやダニの発生ですよね。畳は本来、呼吸をして湿気を調整する機能を持っていますが、その上をウッドカーペットで覆ってしまうと、湿気の逃げ場がなくなり、蒸れた状態が続いてしまいます。これを防ぐためには、カーペットの下に防ダニ・防カビシートを敷くのが鉄則です。
このシート代として、6畳用で3,000円~5,000円程度を見込んでおきましょう。ホームセンターやドラッグストアで簡易的なものを買うこともできますが、ウッドカーペットと同時に専門店で購入できる専用シート(クラフト紙に薬剤を含浸させたものなど)の方が、耐久性や効果の持続性が高い傾向にあります。目に見えない部分なので予算を削りたくなる気持ちは分かりますが、後で畳がカビだらけになってしまい、退去時に畳の表替えだけでなく「畳床ごとの交換」を請求されるリスクを考えれば、数千円は安い保険と言えます。ご自身やご家族の健康面を考えても、ここはケチらずに投資すべきポイントです。
賃貸でも安心な設置と撤去にかかる費用感
ウッドカーペットの最大の利点は、業者に頼まず自分で設置できることです。つまり、施工費は実質0円(あなたの労力プライスレス!)です。必要なのは軍手と、もしサイズ調整をするならメジャーくらいでしょう。これは、一般的なフローリング工事が材料費とは別に数万円の施工費がかかることと比較すると、圧倒的なコストパフォーマンスです。
ただし、賃貸の場合は退去時の原状回復が必須です。クッションフロアを両面テープやボンドで貼ってしまうと、剥がす際に下地を傷めたり、糊残りを掃除するのに多大な労力と費用(クリーニング代)がかかったりするリスクがあります。その点、ウッドカーペットなら、敷いた時と同じようにクルクルと巻いて運び出すだけで撤去完了です。床に何も貼り付けないので、畳や元のフローリングを全く傷つけません。
「敷くだけ」という手軽さは、転勤族の方や、数年で引っ越す予定のある学生さん、賃貸住まいの方にとって、原状回復費用を抑えるという意味でも最強の選択肢だと言えるでしょう。設置時の楽さだけでなく、撤去時の「マイナス費用」が発生しない点も、ウッドカーペットの隠れた経済的メリットなのです。
DIY床材・ウッドカーペットの専門店【ELEMENTS】購入店で比較するウッドカーペットの値段
費用の内訳が見えてきたところで、次は「どこで買うのが一番お得で安心か」という点についてお話しします。実店舗のあるホームセンターや家具量販店、そしてネット通販の専門店、それぞれに強みと弱みがあります。私の経験から、それぞれの特徴と価格感を比較してみましょう。
ホームセンター及び専門店の価格比較

カインズやコーナンといったホームセンターは、実物を見て触れるのが大きなメリットです。色味や板の厚み、裏地のフェルトの質感などを直接確認できるので、「イメージと違った」という失敗を防げます。価格帯も、PB(プライベートブランド)商品などは6畳で1万2千円〜1万8千円程度と、比較的安価に設定されています。また、軽トラックの無料貸出サービスを利用すれば、高額な送料をかけずにその日のうちに持ち帰って設置できるのも魅力です。
しかし、デメリットもあります。店舗の在庫スペースには限りがあるため、置いてあるサイズや色が限定的(例えば江戸間のみ、色はナチュラルとブラウンのみ等)であることが多いです。また、多くのホームセンターの木材カットサービスは、一枚板のカットには対応していても、ウッドカーペットのような「樹脂と木材と布の複合素材」のカットには対応していない、あるいは「直線カットのみ」で柱除けなどの加工は不可、といった制約がある場合がほとんどです。
一方、ネット専門店は価格競争が激しいため、送料込みでもホームセンターと同等かそれ以下の価格で見つかることが多いですね。何より、複雑なカット加工に対応してくれる柔軟さと、圧倒的な品揃えは専門店ならではの強みです。
ウッドカーペット 6畳最安値はどこ?
「とにかく一番安いものが欲しい!」という場合、ネット通販のセール時期やアウトレット品を狙うのが最安ルートでしょう。楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonなどのモールに出店している激安店では、プリント化粧板の団地間6畳タイプなら、タイミングによっては1万円台前半(13,000円〜14,000円)で見つかることもあります。
| 購入ルート | 価格目安(6畳) | 特徴・注意点 |
|---|---|---|
| ネット激安店 | 1.3万円~ | 価格最優先。裏地が薄い、梱包が簡易、カット対応不可の場合あり。 |
| 大手量販店(ニトリ等) | 1.5万円~ | 安心感あり。標準的な品質。店舗受取なら送料無料の可能性も。 |
| ネット専門店(ELEMENTS等) | 1.6万円~ | カット対応可(有料)。デザイン豊富。ヴィンテージ加工など高見え商品が多い。 |
補足:安さの理由
極端に安い製品は、裏地の不織布が薄くて畳を傷つけやすかったり、板の厚みが薄くてペコペコしたりすることがあります。また、ホルムアルデヒド対策が不十分な並行輸入品の可能性もあるので、購入前に必ずレビューや仕様詳細(F☆☆☆☆の有無など)をチェックしてください。
ウッドカーペット8畳最安値はニトリ?
8畳のお部屋となると、実は選択肢が一気に狭まります。ウッドカーペットは構造上、8畳サイズ(江戸間で約352cm×352cm)を1枚で巻くと、長さが3.5メートルを超え、重さも40kg近くになります。これでは一般的な配送業者が運べず、エレベーターにも載りません。そのため、基本的には4畳用を2枚並べて敷く「2枚敷き」や「2梱包タイプ」が主流になります。
ニトリなどの実店舗では、持ち帰りが可能な6畳までの在庫が中心で、8畳用は「取り寄せ扱い」や「ネット限定」になることが多いです。取り寄せの場合、店舗に届くまで数週間かかったり、配送不可で店舗受取必須だったりと、意外と手間がかかることがあります。
対してネット通販の専門店では、最初から8畳用(4畳×2枚セット)としてパッケージ化された商品が多く販売されています。これらはセット割引が適用されているため、単純に4畳半を2枚買うよりも割安になるケースが多いです。「8畳だからとりあえずニトリに行けばあるだろう」と思って店舗に行くと、在庫がなくて空振りすることもあるので、8畳以上の大きなサイズに関しては、最初から配送前提のネット通販で探す方が、価格的にも手間の面でも効率が良いと言えます。
DIY床材・ウッドカーペットの専門店【ELEMENTS】専門店ELEMENTSを選ぶ価格対効果

数あるショップの中で、私が個人的にバランスが良いと感じているのが、DIY・壁材・床材・ウッドカーペットの専門店【ELEMENTS】です。なぜここをお勧めするかというと、単に価格が市場の相場に合っているだけでなく、「部屋をおしゃれにする」というリフォーム本来の目的を叶えるための選択肢が豊富だからです。
例えば、他店では「ナチュラル」「ブラウン」といった無難な色しか無いことが多いですが、ELEMENTSでは「ヴィンテージナチュラル」や「アッシュホワイト」、さらには木目だけでなく「コンクリート調」や「大理石調」の硬質プリントタイプまで揃っています。部屋の図面を送れば1cm単位で正確にカットしてくれるオーダーシステムも非常にスムーズです。単に「畳を隠せればいい」のではなく、「カフェのような空間にしたい」「北欧風にしたい」といった明確な理想がある方にとって、数千円の違いでその夢が叶うなら、コストパフォーマンスとしては非常に高いと評価できます。
無料サンプル活用で後悔を防ぐ賢い買い方
ネット通販の最大の弱点は「色が分かりにくい」ことですが、これを解決するのが無料サンプル請求です。多くの優良な専門店では、実際に販売しているウッドカーペットを小さくカットしたサンプルを無料で送ってくれます。
「たかがサンプル、面倒くさい」と侮ってはいけません。PCやスマホの画面で見る色は、ディスプレイの設定によって実物とは全く違って見えることがよくあります。また、部屋の照明(蛍光灯かLEDか、電球色か昼光色か)によっても色の見え方は激変します。実際にサンプルを部屋の床に置いてみて、朝の光、夜の照明の下でどう見えるかを確認してください。また、素足で踏んでみて肌触りを確かめたり、裏地の素材が畳を傷つけないかチェックしたりすることも重要です。数万円の買い物で「思っていた色と違った」と後悔しないためにも、まずはサンプルを取り寄せるのが、最も賢く、確実な買い方です。
ウッドカーペット 値段以上の満足度を得る
最終的に、ウッドカーペットの値段が高いか安いかを決めるのは、敷いた後の「満足度」です。たとえ最安値の商品を買ったとしても、サイズが合わずに隙間だらけだったり、色が部屋に合わずに安っぽく見えたりしては、そのお金は「無駄金」になってしまいます。
逆に、多少値段が張ったとしても、オーダーカットで部屋の隅々までピタリと合い、好みの色と質感で、毎日家に帰るのが楽しみになるような空間ができれば、その数万円の投資は決して高くありません。ウッドカーペットは、一度敷けば数年は使い続けるものです。日割り計算すれば、1日あたり数十円の違いでしかありません。
これから長く過ごす大切な住まいです。本体価格だけでなく、送料、カット代、防ダニシートなどの必要経費もしっかり予算に組み込んで、トータルバランスで選んでください。ぜひ、専門店【ELEMENTS】などで納得のいく一枚を見つけて、あなたのDIYリフォームが大成功することを応援しています!
免責事項
本記事で紹介した価格や情報は執筆時点の一般的な目安であり、変動する可能性があります。実際の価格や送料、サービス内容は各店舗の公式サイトにて最新情報をご確認ください。また、リフォームや設置に関する最終的な判断は、専門家にご相談の上、自己責任で行ってください。
