コーナンでウッドカーペット購入!サイズやカットで失敗しない選び方

ウッドカーペット

和室の畳をフローリングに変えたいけれど、リフォーム業者に頼む予算はない。そんなとき、真っ先に思い浮かぶのが近所のホームセンター「コーナン」ではないでしょうか。私自身、畳屋として15年、その後のリフォーム工務店で10年、数えきれないほどの床を見てきましたが、床を自分で変えるのはとても楽しい反面、ちょっとしたサイズの違いで失敗しやすい作業でもあるということです。特に「ウッドカーペット」は、買って敷くだけの手軽さが魅力ですが、実は「コーナンなら何でも揃う」と思って行くと、意外な落とし穴にはまることがあります。この記事では、コーナンでウッドカーペットを探しているあなたが、サイズ選びや配送、そして施工で後悔しないために知っておくべき情報を、私の現場経験を交えてお話しします。

  • コーナンのウッドカーペットと他社製品の価格や特徴の違い
  • 6畳でもサイズが合わない?団地間と江戸間の決定的な差
  • 持ち帰りは可能か?軽トラック貸出やカットサービスの真実
  • DIYで失敗しないための設置手順と必須アイテム

コーナンでウッドカーペットを探す際の選び方と注意点

「とりあえずコーナンに行けば、なんとかなるだろう」という気持ち、痛いほどよく分かります。私も現場で急に材料が必要になった時、まず走るのはコーナンの資材館ですから。しかし、ウッドカーペットに関しては、その「とりあえず」が命取りになることがあります。ホームセンターには、本格的なフローリング調のものから、簡易的なパズルマットまで、実に様々な「木目調」の床材が並んでいるからです。まずは、あなたの部屋の状況に本当に合うのがどのタイプなのか、そして価格や品質はどう違うのか、プロの視点で整理してみましょう。

ニトリやカインズと価格や品質を徹底比較

ホームセンターでウッドカーペットを探す際、必ずと言っていいほど比較対象になるのが「ニトリ」や「カインズ」です。私が長年見てきた中で、それぞれの特徴を一言で表現するなら、ニトリは「インテリアとしての完成度」、カインズは「バランス」、そしてコーナンは「資材としてのコストパフォーマンス」に優れています。

具体的に見ていきましょう。ニトリのウッドカーペットは、表面のプリント技術が高く、部屋全体のコーディネートを意識した商品が多い印象です。「お、ねだん以上。」のキャッチコピー通り、見た目の綺麗さを重視する方には適しています。一方で、重量があったり、配送前提のパッケージになっていたりと、「今すぐ買って帰りたい」というDIYユーザーには少々ハードルが高い場合もあります。

対してコーナン(特にプライベートブランドのLIFELEX)は、徹底して実用性と価格の安さを重視しています。材質はMDF(中密度繊維板)や合板が中心で、表面はメラミン化粧板などが多く採用されています。これは傷に強く、ペットがいるご家庭でも気兼ねなく使えるというメリットがあります。「とにかく安く、手っ取り早く和室を洋室化したい」「多少の質感の差よりも、実用性を取りたい」という場合、コーナンの価格設定(6畳で1万円台後半〜)は非常に魅力的です。

ここがポイント

おしゃれさを最優先してトータルコーディネートするならニトリ、DIY素材としてガシガシ使いたい、少しでも安く済ませたいならコーナンという選び方がおすすめです。

DIY床材・ウッドカーペットの専門店【ELEMENTS】

6畳の団地間や江戸間のサイズと値段の相場

これがウッドカーペット選びで最も失敗が多く、かつ致命的なポイントです。「うちは不動産屋さんに6畳って言われたから、6畳用を買えばいいんでしょ?」と安易に考えてはいけません。畳屋時代、この「6畳」という言葉の曖昧さに泣かされたお客様を何人も見てきました。実は、同じ6畳でも地域や建物の種類によってサイズが全く異なるのです。

規格1畳のサイズ(約)6畳の全体サイズ(約)主な対象住宅
江戸間88cm × 176cm261cm × 352cm一般的な戸建て・関東地方・一部アパート
団地間85cm × 170cm243cm × 345cm公団住宅(UR)・古いマンション・アパート
本間(京間)95cm × 191cm286cm × 382cm関西地方・京都・伝統的な日本家屋

ご覧の通り、「江戸間」と「団地間」では、長辺で約7cm、短辺で約18cmもの差があります。コーナンの店頭やネットショップでは、主にこの2種類が販売されていますが、値段の相場としては1.5万円〜2.5万円程度が一般的です。

もし、あなたの部屋が「団地間」なのに、売り場で「標準サイズだから」と「江戸間」を買ってしまったらどうなるでしょう?部屋に入りません。ウッドカーペットは硬い板ですから、端を折り曲げることは不可能です。自分でノコギリを使って、硬いMDF板を数メートルにわたって切断する羽目になります。これはプロでも骨が折れる作業ですし、一般家庭の道具では綺麗に切ることはまず不可能です。

逆に、部屋が「江戸間」なのに「団地間」を買ってしまうと、部屋の端に大きな隙間ができてしまい、そこにホコリが溜まって見栄えも悪くなります。購入前には、「〇畳」という言葉を忘れ、必ずメジャーで部屋の実寸(縦・横・対角線)をミリ単位で測ってください。建物は歪んでいることが多いので、部屋の中央だけでなく、端の方も測るのがコツです。

木目調ジョイントマットの評判や安っぽいという口コミ

「ウッドカーペット」というキーワードで検索されている方の中には、あのような大きな一枚物の板ではなく、パズルピースのように組み合わせる「ジョイントマット」を探している方も多いかもしれません。コーナンのLIFELEXブランドでは、この木目調ジョイントマットが非常に安く、かつ大量に手に入ります。

ネット上の口コミを見ていると、「安っぽい」「継ぎ目が目立つ」という評判をよく見かけます。長年リフォームに携わってきた私の正直な感想を言いますと、プリントされた木目のフィルムをスポンジに貼っているわけですから、本物の木材フローリングのような質感や光沢を求めるのは酷というものです。光の当たり方によっては、どうしてもビニール特有のテカリが出ます。

しかし、それを補って余りあるメリットがあります。それは「圧倒的な施工のしやすさ」と「安全性」です。カッター一本で部屋の形に合わせて自由に切れますし、厚さ1cm程度のクッション層があるため、防音効果や転倒時の衝撃吸収効果が期待できます。小さなお子様が走り回る部屋や、ペットの足腰を守りたいという目的であれば、「見た目の高級感」よりも「生活のしやすさ」を優先すべきです。汚れたらその部分だけ捨てて新しいピースにはめ変えれば良いのですから、これほど実用的な床材はありません。

クッションフロアの切り売り料金と木目調の種類

私が個人的に、DIY初心者の方や、部屋の形が複雑な方におすすめしたいのが、実はウッドカーペットではなく「クッションフロア(CFシート)」です。コーナンの実店舗では、このクッションフロアの切り売りサービスが非常に充実しています。

これは塩化ビニール製のシート状の床材で、大きなトイレットペーパーのようなロール状で売られています。料金は幅182cmで、長さ10cmあたり百数十円〜数百円程度。6畳分(長さ約3.5mを2本など)を買っても、数千円〜1万円程度で済むことが多く、ウッドカーペットよりも遥かに安上がりです。

木目調のデザインも非常に豊富で、最近のプリント技術は凄まじく、パッと見では本物の木と見分けがつかないようなヴィンテージ風、ホワイトウッド風、ヘリンボーン柄などが選べます。ウッドカーペットのように「置くだけ」とはいきませんが、クッションフロアの貼り方さえ覚えれば、ハサミやカッターで切って両面テープで貼るだけなので、柱の出っ張りやドアの枠に合わせて綺麗に仕上げることができます。賃貸でも使える「剥がせる両面テープ」を使えば、原状回復も問題ありません。

気になる商品の臭いや品質に関するレビュー

ウッドカーペットやジョイントマットを購入した直後、「なんか科学的な臭いがする!」「部屋中が臭くなった」と感じる方がいらっしゃいます。これは商品レビューでもよく書かれていますが、多くの場合、製品不良ではありません。素材であるMDFや接着剤、あるいは発泡樹脂特有の揮発性有機化合物(VOC)などの臭いが、梱包を開けた瞬間に広がるためです。

臭い対策とシックハウスへの配慮

これは新品特有のものです。敏感な方は、到着後すぐに敷き込まず、風通しの良い場所(ベランダやガレージなど)で1〜2日陰干しをしてから部屋に入れることを強くおすすめします。コーナンの多くの製品は基準をクリアしていますが、換気は必須です。

品質に関しては、コーナン製品は「お値段以上」というよりは「お値段相応」の堅実な作りです。高級家具のような重厚感や、一生モノの耐久性は期待できませんが、賃貸の床を傷から守る、和室を洋室風に見せるといった目的は十分に果たしてくれます。割り切って使う分には、最強のコストパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

DIY床材・ウッドカーペットの専門店【ELEMENTS】

コーナンでウッドカーペットを購入する手順と設置方法

欲しい商品が決まったら、次は「どうやって家に持ち帰り、設置するか」を考えなければなりません。実はここが、ホームセンター利用の最大の難関だったりします。ネット通販でポチるのとは違い、実店舗ならではの落とし穴と、それを回避する裏技が存在します。

店舗でのサイズカット対応の可否と持ち帰り方法

ここ、テストに出るくらい重要です。絶対に覚えておいてください。「サイズが合わないなら、お店の木材カットサービスで切ってもらえばいいや」と思ってお店に行ってはいけません。

多くのホームセンター、そしてコーナンでも、木材カットサービスは原則として「店内で購入した木材(角材・板材・合板)」が対象です。ウッドカーペットのような「複合床材」は、カットを断られるケースが非常に多いのです。その理由は明確で、ウッドカーペットの裏面には不織布や綿布が貼られており、さらに板と板の間には接着剤が使われています。これらが、お店の巨大なパネルソー(自動裁断機)の刃を傷めたり、布が巻き込まれて機械を故障させるリスクがあるからです。

つまり、もしサイズ選びを間違えて大きすぎるものを買ってしまった場合、「持ち帰って自分で切る」しか道は残されていません。これは大変な労力です。一部の店舗では、メーカーへのオーダー加工(有料・納期がかかります)を受け付けている場合もありますが、「今日買って、今日その場でカットして持ち帰る」ことはほぼ不可能だと思ってください。

配送送料の目安と軽トラック貸出サービスの利用

6畳用のウッドカーペットは、丸めた状態でも長さが260cm前後になり、重量も20kg〜30kgになります。これは、軽自動車はもちろん、一般的なセダンやコンパクトカーにはまず載りません。ミニバンの座席を全て倒してようやく斜めに入るかどうか、というレベルの長尺物です。

そこで活用したいのが、コーナンの「軽トラック貸出サービス」です。多くの店舗で実施しており、購入した大型商品を持ち帰るために利用できます。

  • 貸出時間は60〜90分程度(店舗や混雑状況による)
  • 基本料金は無料(ガソリン代も距離によりますが不要な場合が多いです)
  • 利用には免許証の提示が必要
  • AT車(オートマ)が主流ですが、店舗によってはマニュアル車の場合もあるので要確認

近隣にお住まいならこれが一番お得で早いです。配送を頼むこともできますが、このような長尺物は通常の宅配便(ヤマトや佐川)では扱えないことが多く、大型家財便扱いとなり送料が数千円かかるケースがあります。また、マンションの「軒先渡し(エントランスまで)」となることが多く、エレベーターに入らない場合は、ご自身で階段を使って20kgの筒を担ぎ上げることになります。体力に自信がない方や、女性一人での設置を考えている方は、大人2名以上での作業人員確保が必須です。

自分でDIYカット加工する際の必須工具と手順

万が一、サイズが合わずに自分でカットすることになった場合、あるいは柱の出っ張りに合わせて加工したい場合、カッターナイフでは歯が立ちません。ウッドカーペットの基材であるMDFは、木材チップを固めた非常に硬い板です。必ずノコギリを用意してください。

あると便利な道具

普通のノコギリよりも、目が細かくて小回りが利く「挽き廻しノコ」や、もし持っていれば電動の「ジグソー」があると作業が格段にスムーズになります。コーナンには「DIY Labo」というレンタル工作室がある店舗もあるので、そこで作業してしまうのも一つの手です。

切断の手順としては、まず正確に線を引くことが重要です。表面の化粧板側から切るとバリ(ささくれ)が出やすいので、裏面の布地側から墨付けをし、ガムテープなどを貼って補強してから切ると、断面が比較的きれいに仕上がります。板の「継ぎ目(溝)」に沿って布を切るだけならカッターで簡単にできますが、板そのものを横断して切る(長さを詰める)のは至難の業です。切断面は鋭利になりますので、必ず軍手を着用し、切断後はサンドペーパー(紙やすり)で断面を滑らかに処理してください。

失敗しない敷き方と隙間対策や防カビシート

いよいよ設置ですが、畳の上に直接ウッドカーペットを敷くのはちょっと待ってください!畳は本来、呼吸をして湿気を調整する床材です。その上に通気性の悪いウッドカーペットで蓋をしてしまうと、湿気の逃げ場がなくなり、最悪の場合、数ヶ月で畳がカビだらけになり、ダニが大繁殖する温床になりかねません。

私がリフォーム現場でも必ず推奨しているのが、「防虫・防ダニ・防カビシート」を間に挟むことです。コーナンでも千円〜二千円程度で専用の紙シートが売っています。これを畳の上に敷き詰め、その上からカーペットを敷くだけで、リスクを大幅に減らすことができます。この一手間と数千円をケチると、退去時に畳の表替えだけでなく、畳床ごとの交換(数万円〜十数万円)を請求されるリスクがあります。

また、部屋のサイズとカーペットが微妙に合わずに隙間ができた場合は、ホームセンターで売っている「見切り材」や「隙間テープ」、あるいは細長く切ったコルクマットなどを使って埋めると、ゴミが溜まらず見た目もプロっぽく仕上がりますよ。

DIY床材・ウッドカーペットの専門店【ELEMENTS】

ウッドカーペットはコーナンより専門店がおすすめか

最後に、私の正直な感想をお伝えします。 「今日すぐに持ち帰って、とにかく安く済ませたい」「自分で軽トラを運転して運べる」「多少の隙間やサイズ調整はDIYでなんとかする」「ノコギリを使うのも苦ではない」という方には、コーナンのウッドカーペットは最高の選択肢です。その手軽さとコストパフォーマンスは、やはり実店舗ならではの強みです。

ですが、「部屋の形に合わせてぴったり敷きたい」「重いものを運ぶのは無理」「自分でカットする自信がない、道具もない」という方は、やはりネット通販の「ウッドカーペット専門店」を利用する方が、トータルの満足度は高いかもしれません。例えば「ELEMENTS」のような専門店では、1cm単位でのオーダーカットに対応していたり、柱の形に合わせたカット加工をしてくれたり、部屋の中まで運んでくれる配送サービスが整っていたりします。多少価格は上がっても、失敗のリスクと労力を金で買うと考えれば、決して高くはありません。

コーナンは「自分でやる(DIY)」を楽しむ場所。手間をかけずに完璧な仕上がりを求めるなら専門店。ご自身のスキルと体力、そして予算に合わせて、最適な方法を選んでみてくださいね。あなたのリフォームが成功することを願っています。

※記事内の情報は執筆時点のものです。最新の価格やサービス内容は、コーナン公式サイトや店頭で必ずご確認ください。
(出典:国民生活センター『インターネット通販のトラブル』

タイトルとURLをコピーしました